この長期優良住宅とは、簡単に言うと国土交通省からお墨付きを受けた住宅の事です。それには一定の認定基準があります。
耐震性、メンテナナンスのしやすさ、リフォームしやすさ、バリアフリー対策、省エネ,居住環境、居住面積、維持保全計画といったものが
一定の数値をクリアしていなければなりません。弊社の標準仕様もこの長期優良住宅となっております。
今日は、この長期優良住宅にはメリットと、デメリットがありますのでご紹介しておきたいと思います。
メリットとしては、中古としても安心して売る事が出来る評価がある住宅と言う事です。(リフォームはしなければなりませんが)。)
建築基準法で想定されている1.25倍の地震が来ても壊れる事がない建物です。
また、税制度が優遇されているという事が一般には言われています。固定資産税の軽減、不動産取得税の軽減が少し有利かと
思われますが、極端ではありません。住宅ローン控除は5000万円借入できる人は殆んどいないのでこれは使えません。
デメリットとしては契約から建てる
のに時間が掛かる事(申請内容のチェック機関など、急いで住みたい時期までに間に合わない)と、
申請するのにコストが掛かること。
また、普通よりも建てた後にコストが掛かるということです。これは、維持保全計画という中にある建てた後に、最低でも10年ごとに
点検をして嫌でも直さなければなりません。
あとは、意匠性の問題で、「この点検口は付けたくないけれど、付けないとダメ?」、といった声も聞こえます。
ですから、建物は長期優良住宅で、申請はしないで、というお客さまも中にはいらっしゃいます。