最近、私の近所で泥棒が入り聞いてみると、今回が初めてではないとの事でした。こうやって聞いてみると、戸締りをしっかりとしなくてはと思うのですが、果たしてどういった家が狙われやすいのでしょうか?プロの泥棒はほぼ必ず下見をして、後日、犯行に及びます。下見の時点で「この家は入りやすい」「防犯が手薄」と思われないことが重要になってきます。
お年寄りのいる家、死角がある家、音がしても気が付きにくい所(幹線沿いなど)、あからさまに留守が分かる家など。
それでは、誰にも気付かれず、こっそりと忍び込みたい空き巣が嫌うのは、光、音、人の目の3つです。これらを組み合わせて防犯対策を充実させましょう。
光を使った対策
まずは「光」。家の前に街灯や人通りが少なければ、玄関前や庭などにセンサーライトを付けるのが得策です。夜、一定の範囲に近づくとライトが付くため、犯行を諦める空き巣もいます。ガレージや風呂場付近など、家の裏手になるような場所にも取り付けるとよいでしょう。
また、玄関の外の電気だけ夜中はつけっぱなしにしておいたり、未使用の部屋の電気を豆電気にしておくなど暗闇にさせない工夫も効果的です。
音を使った対策
「音」も重要な要素です。ドアや窓が開くとチャイム音などで教えてくれる防犯センサーを取り付けるのが得策です。一戸建てなら、敷地内を歩くと砂利が擦れあって大きな音がする防犯用玉砂利を玄関や庭などに敷くのもいいでしょう。
勝手口や2階の窓、ベランダなど、人目が付きにくい所には、大きめの音が鳴るように防犯センサーを設定しておいたり、防犯アラームなどを付けておくことが重要です。普段使いするような場所にも、大きな音の鳴る鈴など、人の出入りが分かるようにしましょう。
人の目を使った対策
「人の目」は空き巣が一番嫌うものです。人に見られては元も子もないので、空き巣は人目につかない家や敷地を好みます。
例えば、高い塀や植え込みのある一戸建ては、人の目が届かず、泥棒にとっては格好の獲物です。勘違いされている人も多いですが、塀を高くしたり敷地を植え込みなどで囲むことは、決して防犯対策ではありません。むしろ外からの視線を防ぎ、植え込みなどで姿を隠すことができるからです。
塀よりも見通しのよいフェンスを選ぶのも有効ですが、すでに塀がある家の場合や、植え込みが伸び放題になっている場合は、短く刈り込むなどして死角をなくしましょう。
また、普段から近所づきあいがあるとよいでしょう。あいさつや声掛けを率先し、地域の絆で町を守りましょう。