日産はもう20年前に、トヨタは2年前にお中元やお歳暮の慣習の見直しを要請し
、取引先が応じたといいます。自動車業界だけでなく、公務員はもちろん、
パナソニックやソニーなど、ほとんどの大企業はコンプライアンスの問題で自粛をし、
全体で言うと70%以上の企業はこの習慣が無くなってきています。今現在、機械的に
贈っている「お中元・お歳暮」に、これまた機械的に返す「お中元・お歳暮」。
こうしたムダな行為は、やめたいものです。何故なら、そんな時代ではもうないからです。
よく考えてみると、最近お中元やお歳暮のおかげで得た仕事があるでしょうか?また、付け
届けで昇進など、できるわけがありません。
逆に、「あいつは付け届けを欠かさないから、仕事をやろう」などと発注をしている会社があったら、
それこそコンプライアンスに反します。今の時代は、品質や価格、あるいは、オリジナリティー
あふれる発想、製品やサービスに対するケア。仕事を決め進めていく要素は、こうした“実質的”
なものに移行しているのです。
そんな時代にあって、「盆暮れの付け届け活動」をいまだ続けているのなら、旧世代に属している、
ないし、旧態依然のシステムのなかで仕事をしていた人=実力的にはいまひとつの人、といったこと
を言われかねません。お世話になったらその時に御礼をするのが本来のありがとうの意味と考え、
感謝をするのが正しいような気がします。時期を見てこれが義務のようにすることが当たり前に
ならないようにしたいものです。
企業で虚礼廃止を実施することになった場合、社内外に通達する必要があります。特に取引先企業には、
事前の案内や、失礼にあたらない文面で虚礼廃止の旨を伝えることが重要です。お中元やお歳暮をどうする
かの前に、礼儀はしっかりとしていきたいですね!
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