カメラとAIが店員の代わり
人口減少社会に歩調を合わせて、産業界は無人化技術の開発を急いでいる。例えば、旅行会社の大手HISは、受付でロボットが接客をする「変なホテル」の多店舗展開を推進中です。世界的にも研究熱が高まっており、米国や中国ではキャッシュレス精算ができる無人コンビニが登場している。
日本では、JR東日本が2017年11月に大宮駅で、無人店舗の実証試験を行った。商品の精算にはサインポストが特許を保有するAI無人決済システムを活用した。天井や商品棚などに設置したカメラと、顧客と、顧客の選んだ商品をAIが認識。決済端末に顧客が近づくと自動的に商品の合計金額が表示され、交通系電子マネーで購入が出来る。サインポストの開発担当者は「カメラは合計で100台ほど設置した」と話す。
この実証試験は、JR東日本がベンチャー企業などから様々なビジネスアイディアを募集し、サービスとして実現させるプログラムです。JR東日本広報部は、今後の課題として「人が複雑な動きをするとカメラが追跡しきれないこと」[複数の人が入店した時の追跡の確率を向上すること」を挙げた。課題を踏まえて、実用化に向けた検討を進めるという。