住宅の価値を築年数だけで決めるのは日本だけ?
日本の住宅は一度住んだら中古住宅となり、建物は20%ぐらい資産価値が低下、
10年で約半値、25年から30ねんもすればほぼゼロというのが今までの考え方
でした。そう、先進国の中で住宅の価値をゼロとするのは日本だけで、日本の金融機関は
築年数だけ見ても家の状態を見ようとしてきませんでした。
しかし、ここ最近ではホームインスペクションと言って中古住宅の市場が大きく変革を遂げてきました。
良い中古住宅は、年数がたっても価値が落ちないようにしっかりと評価をするという制度が出来
たのです。築年数が築40年でも、実際の中身の評価(コンディション)がよければ、築10年と評価
されるというという事です。
価値のある住宅は住宅ローンも長く借りることが出来、耐用年数が短い住宅であれば、価値のない
物には担保も付けられませんの、お金は出してもらえません。ここがポイントです。
自分が住宅を売りたいと思っていても、資産価値が100万しかない住宅と、2000万ある住宅だと
したら買う人がローンを組むときに、どっちが沢山出してもらえるでしょうか?
ローンで買えないとなったら・・・現金で買う人でなければいつまでたっても売れないでしょう!
建てる時にはその後のことを十分に考えて、基本構造、省エネ、耐震など、高水準にしておくことが求められ
ます。こまめに手入れをする事も大切です。